ある日、第2回東大実戦模試の結果が返ってきました。
これはマズい。 2浪目にして化学の点数が15点というのは、非常に良くない。
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そうだ!!!!!化学を使うのをやめよう!!!!!
攻めの理系地学
というわけで、私は受験科目を変更する決意をした。 物理化学選択だったのを、物理地学選択にしようということである。 当初、友人には猛反対されたのだが。 「どうせ2浪だし、苦手な化学をこれ以上やる気も起きないし、コンテンツ力増進も兼ねて挑戦してみよう!」 と、地学の勉強を始めたのである。
これが11月下旬のこと。
独学で地学を学ぶ―初めに
そもそも、高校時代に地学はおろか地学基礎すら履修していない私は、何をすればいいかよく分からなかった。 そこで、地学基礎を履修していた弟に助言を貰うことにした。 曰く、「1週間で教科書を読め。話はそれからだ。」とのこと。 そのアドバイスの通り、「ひとりで学べる地学」を1週間で読んだ。
地学基礎と地学の両方の内容が一冊にまとまっているこの本を読むことで、地学という科目の外観を掴むことができた。
次に読んだのは数研出版の教科書。 一部の書店で購入が可能だ。 このように、入門書を2冊読むことで、より知識が定着したように思われる。
講習を受けてみた
流石に全て独学というのは不安だったので、河合塾の地学の講習を受けてみた。 入試でよく問われるポイントを知ることができ、有意義だった。 今思えば、その講習は基礎の部分を確認する色合いの強いモノだったように思う。 私のような初学者はさておき、高校で履修しているもの、通期の授業を受けているものにとっては必須でないかもしれない。
ところで、駿台でも地学の講習が開講されている。 「理系の地学」という名前で、テキストに付属する問題集が優秀という話を聞く。 本当は私もそのテキストを入手したかったのだが、もし講習を受けるとなると駿台のクラス担任に科目変更のことがバレてしまう。 「何を無謀なことを!」とお叱りを受けることが必至のため、理系の地学を受けることは叶わなかった。
独学で地学を学ぶ―問題演習
マイナー科目である地学には、問題集の選択肢など存在しない。 我々は、「センサー地学」を解くしかないのだ。 この問題集でアウトプットをし、知識のさらなる定着を図ろう。
私がこの問題集を解いたのはセンター試験明けである。 時間がなかったので、STEP2までしか解かなかった。 良い子の皆はSTEP3までやりましょう。 所詮300問程度、全部できるよね(威圧)
その次に、東大の過去問を解いた。 いきなり過去問? 仕方ない、だって問題集が存在しないのだもの。 (不安なら/余裕があれば、電話帳を解くのはアリかも、やったことはないです) 特に、東大地学の天文分野は癖が強いので、演習を重ねて慣れておこう。
他に読んだ本
積ん読になってしまった本
まとめ
このような感じで、私は東大地学の対策をした。 断っておくと、私はセンター試験は物理化学で受けている。 上記は、あくまで2次試験を乗り越えるために私が行った対策である。 センター試験で地学を使う場合、もう少し知識面を詰める必要があるように思う。 センター試験の過去問を解くことも欠かせないだろう(尤も、問題集が少ない現状、センター試験の過去問は必ず解いておくべきではある) ここまで書いて、来年からはセンター試験が共通テストに変わることを思い出した。 がんばれ(適当)
自己採点の感触は、35/60程度だ。 (東大理科2類に合格はしているので、そこまで酷いことにはなっていないと思うが)実際どうだったかは開示を見てのお楽しみ。 少なくとも言えることは、化学よりはマシな点が取れたということだ。