前回は、地学転受験について記事にした。

今回の記事は第2弾!(←?????) 科目変更して約1か月間でセンター地理受験の対策をした話をしていく。

地理に変えた経緯

2浪をしていると、毎年毎年同じことをしている気分になって気が滅入ってしまう。

生活に彩りが欲しい。

というわけで、センター社会科の科目を倫政から地理に変更することで私の受験ライフに新しい風を入れようとした。 これが夏の話。

独学で地理を学ぶ―初めに

地理の勉強をするといっても、最後にやったのは高校1年―すなわち4年前―のこと。 地理の全てを忘却していた私は、何をすればよいか右も左も分からなかった。 そこで、センター地理選択の友人に話を聞いたところ、「”黄色本”を読め。」とのこと。 書店で探してみると、それらしきものを発見。 どうやら、『センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本』という書籍のようだ。 口語調で書かれており、フルカラーで分かりやすい。 なるほど確かに初学者向けだ。 これを読んでいこう…と思ったが、長続きしない私である。 1週間くらいで飽きてしまい、年末まで開くことはなかった。

そして1月へ

流石に地理をやらないとマズいのでは?と思い至り、黄色本を読み進める。 ギリギリ、センター試験の数日前に読み終わった。 こんなに切羽詰まるくらいなら素直に倫政やればいいじゃないか。

独学で地学を学ぶ―問題演習

問題演習の際、友人にお勧めされた本が『センター地理B 最速攻略法』だ。 この問題集は、短期間でセンター地理8割を狙うのがコンセプトとなっている。 準備期間が短かった私にとっては非常にありがたい書籍であった。 解説も丁寧で、よく聞かれる点を押さえていると思う。 問題集で迷っている方はまずこれを解くことをお勧めしたい。

次に、私はセンター地理の過去問を解いた。 2次試験で地理がある人はもう少し知識詰めるなどすべきだろうが、センター試験レベルなら過去問演習を通して学習するのが良いのではないか。 あまり多く時間をかけられない人も多いだろうし。

そしてセンター本番

解いた時の手ごたえは非常に良くなかった。 2択で迷った設問が少し多く、70点超えていればいいなあという気分であった。 しかし、蓋を開けてみると

自己採点で92点

まさかの9割超え。 なぜこのようなことになったのか。 ここで、「地学」との関係性が浮かび上がる―

地理と地学の親和性は高い

地理の「系統地理」分野は、地学の諸分野とかなり重なっている。 プレートテクトニクスや河川の作用、大気・海洋分野…地理で学ぶことの多くは、地学でも学ぶ。 そもそも、地理と地学の根底は同じである。 違う部分は、地学では「なぜそのようなことが起きるか」、地理では「それが社会にどのような影響を与えるか」を主に学ぶことだ。 だから、2つの科目をやることでより理解が深まる。 地理を取っている人は地学をやるべきだし、地学をやっている人は地理をやるべきだ。 得点戦略としても、そして学問的な理解を深めるうえでも非常に興味深い組み合わせだと思う。

まとめ

このような感じで、私はセンター地理の対策をした。 センター試験の社会科だからといって年末から対策するのは危険なので、良い子の皆は計画的に。 私の点数はマグレの部分が多い。 そもそも、センター地理は得点のブレが大きい(と言われている)ので、可能な限り入念に。

理系の受験生において、センター社会科は一種の鬼門である。 数学や理科など、他にやらなければならないことはたくさんあるのに、なぜ4単位社会科を受験科目として要求するのか。 文系の皆も基礎ではない理科をやってほしいものだ。 そんな中、地理は、上手に対策をすれば最短で要求水準を満たせるコスパの良い科目と言えよう。 当記事が、地理を勉強する人への指針になれば幸いである(と、良さげな言葉で締めることにしよう)。